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自己建築で家を建てる際には、地域によって公庫の融資を利用するのが一般的でした。公庫では完成前(工事中)に融資額の一部を中間金として受け取れる仕組みになっており、工事途中に代金を何度かに分けて支払うのが慣例の自己建築では、都合がよかったからです(※1)。
※1.施工を依頼する住宅メーカーによっては中間金の支払いが不要のケースもあります。
しかし最近では、公庫を使わず、民間ローンを利用する人が急増。民間ローンでは、建物の完成後に融資実行となるのが普通のため、工事途中で支払う代金は自己資金で準備するか、本来の融資が下りるまでの一時的な『つなぎ融資』を受けなければなりません。
「つなぎ融資の利用には、割高な金利や手数料などの負担が生じるほか、建築主には思わぬリスクが生じます(後述)。建築主が泣くようなことがあってはならない。そんな思いから開発したのが、『職人技』です」(千葉銀行/営業統括部/長澤功さん) |
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| 『職人技』の特徴は、工事の進捗状況に合わせて代金が業者に分割で支払われる、という点にあります。つまり、民間融資では珍しい“建築資金出来高支払管理制度”を採用しているのです。 |
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工務店と工事請負契約を交わしたら、建築主、工務店、日本住宅ワランティ(千葉銀行と提携)の三者間で「融資金を管理し、工事の進捗状況に合わせて工務店に相応の代金を支払う」ことを定めた『建築資金管理契約』を締結。その後、建築主が千葉銀行にローンを申し込みます。
ローン承認後、融資が実行され、融資金全額と自己資金が信託口座で管理され、段階的に工務店に支払われる、というわけです。建築主はつなぎ融資を借りる必要がありません。 |
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日本住宅ワランティが建築現場をチェックして、工事の進捗状況から部材の価格、職人の手間賃を把握し、その時点で支払うべき金額を算定します。
この算定こそが、『職人技』の肝といえる部分。1000万円分の部材と手間賃しか掛かっていない段階で1500万円を支払ってしまえば、万が一、工務店が倒産した場合など、500万円の資金がショートすることになり、別の業者に工事を依頼するには、新たに500万円を用意しなければならないのです。 |
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| 「一般的に実際の出来上がりに比べて代金を前倒しして払いすぎになってしまう傾向にあります。これでは、工務店倒産などの際、支払った分に相当する工事までは進行しておらず、別の工務店に依頼するのに新たに資金調達の必要に迫られる、といった事態にもなりかねません。出来た分だけ支払う、という形にすることで、そのようなリスクを避けることができます」。(長澤さん) |
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工事内容に問題が見つかった場合には支払いが保留され、建築主に報告がきますから、欠陥工事の抑制も期待できます。「完成した物件に瑕疵があるので引き渡しを受けたくない、というトラブルが発生するケースがあります。この場合でも、つなぎ融資を利用していればその返済はしていただかなければなりません。つなぎ融資にはそんなリスクも潜んでいるのです」(長澤さん)
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| このローンを利用するには、日本住宅ワランティ社の『建築資金出来高支払管理制度』を活用することになり、同社に対し、建築主は6万3000円の支払いが必要。しかし、つなぎ融資に伴う割高な費用負担がないですし、着工前の地盤調査、10年間の瑕疵保証が含まれていますから、決して高くはないでしょう。 |
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| なお千葉銀行では土日でも相談できる『ローンプラザ』(柏、幕張)に加え、銀行業務と証券業務を同一フロアで営業する地銀初の複合店舗『ちばぎんコンサルティング・プラザ』が千葉駅前に10月5日オープンした。 |
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また意外な盲点ですが、つなぎ融資を利用して建物が完成する前に建築主が死亡した場合、完成後に実行される予定だった住宅ローンも融資実行されません。しかも、つなぎ融資には団体信用生命保険(団信)が付いていないのが普通のため、つなぎ融資分の返済を続けなければなりません。『職人技』なら着工時に団信付きのローンが実行されますから、建築主の死亡リスクもないわけです(※ローンは保険金で返済される)。
工務店には契約金額の3%の利用料がかかりますが、資金調達が難しい小規模の工務店にとっては、代金がスムーズに現金で入ることによって事業が進めやすいほか、部材の調達コストが抑えられるといった経済的なメリットもあるようです。建築主、工務店の双方にメリットがあるこのローン、検討の価値があるでしょう。 |
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| http://www.chibabank.co.jp/kojin/loan/shokunin_01.html |