--生島さんは義理のお母様の介護を体験され、福祉住環境コーディネーターの資格もお持ちですね。
生島 福祉住環境コーディネーターは、寝たきりの高齢者や障害者の方に住みやすい住環境を提案するアドバイザーの資格です。高齢者が住みやすい設計の家は実に少ないですね。政策としては在宅看護を増やす方向に向かっていますが、残念ながら、個人住宅も集合住宅も在宅看護や独居老人を意識した造りにはなっていません。
--どんな点に問題があるのか、具体的に教えてください。
生島 たとえばコンセントの位置にしても、なるべく目立たないよう低い位置に付けられますが、車椅子では手が届きません。
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キッチンの造りも同様です。老い方や障害はいろいろですが、一人でも暮らすことができたり、火事が起きないような設計を考えることはこれからの時代、ますます重要になると思います。
--高齢になったときのことを考えることも大切ですね。
生島 そうですね。とはいえ、どうしても、今住むことを前提にしてしまいがちですね。たとえば子どもに個室を与えようと、つい居室の数を優先させてしまうため、ひとつの部屋が狭くなっています。我が家も今春、子ども二人が家を出て、部屋が空いている状態。3階建てなので、この先、加齢などによって2階、3階を使うためのエレベータなどが必要になるかもしれません。バリアフリーを考えなければ。
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